こんにちは、AYUです。「AYUのハハッと矯正日記」をご覧いただきありがとうございます。

先日、第二子の産前からお世話になっている鍼灸院で、2回目の産後ケアにいってきました。

今回は、私が鍼灸院で受けた治療のことをご紹介したいと思います。

産後の骨盤矯正についてと整骨院での経験

妊娠中からホルモンの影響でゆるんだ骨盤は、出産後は赤ちゃんが通ったために最大限に開いてぐらぐらの状態です。

産後、骨盤は次第に元通りになっていきますが、妊娠中の筋力の低下などにより、骨盤が正常の位置に戻りにくくなって、骨盤が歪んだり傾いたりするそうです。

そのままだと、腰痛や尿漏れ、半身太りなど、さまざまな不調を引き起こす原因になってしまいます。

第一子出産後は、骨盤矯正のため、産後2か月ごろから約2か月間、週1回の頻度で整骨院に通っていました。抱っこが原因で右手首に腱鞘炎も発症していたので、同時にケアしてもらっていました。

そこでは、整体師による治療と電気治療をしてもらっていましたが、引越しを機に通うのをやめました。ちなみに、腱鞘炎は職場復帰する産後10か月ごろまで治りませんでした・・・。

鍼灸院との出会い

女性鍼灸師
鍼治療の様子

第二子を妊娠中、7か月に入ったころに逆子と診断されました。産婦人科の先生に、逆子体操をするよう言われていましたが、体操をして1週間たっても2週間たっても治りませんでした。

そこで、逆子灸を試してみるよう勧められました。お灸で治るのか半信半疑でしたが、産婦人科の先生も、「どういうわけか治ったケースしか聞かない」とまでいうので、近くの鍼灸院を調べて行ってみることにしました。

鍼灸整骨院もいくつかあったのですが、女性鍼灸師による完全プライベート型の鍼灸サロンというところを見つけました。

女性専用のプライベートサロンという点と、特に妊活・不妊治療中の方の体質改善や、産前産後のケアに力を入れて治療されている点に魅力を感じました。

整骨院と言えば、一般的に、年配の方やスポーツをされている方、怪我をした方が多く通われています。また、治療は痛いイメージがあり、ずっと通わなければいけない、といったイメージがありました。

実際に、以前通っていた整骨院は、施術中はカーテンで仕切ってくれますが、他の治療中の方と整体師さんの会話が聞こえてきて落ち着きませんでした。引越しを機に通わなくなりましたが、継続して引越し先でも通うことをおすすめされ(紹介状を書くと言ってくれましたがお断りしました)、治療の終わりが見えにくかったです。

それとは反対に、女性専用のプライベートサロンということで、ゆったりとリラックスして施術を受けられると思い、こちらの鍼灸院に行くことに決めました。

詳しい内容は省略しますが、はじめての鍼灸治療はリラックスして受けることができ、逆子灸で逆子が治りました!鍼は少し痛く、お灸は少し熱いですが、どちらも我慢できる程度です。

逆子灸に行ったのがきっかけで、今まで触れたことのなかった東洋医学の素晴らしさを知り、興味をもちました。そして、施術してくださったサロンオーナーの女性鍼灸師さんの明るい性格ときめ細かな心遣いにも魅了され、「ここならまた通いたい!身体の悩みがあれば治してもらえそう!」と思えたのです。

痛くない整体!?骨盤矯正の話

痛くない整体

産後2か月半がたって、産後ケアにいきました。鍼灸治療と、整体での骨盤矯正をしてもらいました。

骨盤矯正って、ぐいっと抑えられたり引っ張られたり、コキコキっとされたりするものだと思っていたのですが、全然痛くなく、優しい施術です。多少押された感はありましたが、本当に、今ので治ったのかな?と失礼ながら疑問に感じるくらい、とても優しいのです。調べると、野口整体をベースとした無痛整体だそうです。

今回は、2回目の産後ケアということで、骨盤の状態がどうなっているのか気になったので、聞いてみました。

腰を触って確認してくれます。左右の高さは同じだけど、腰の浮き方が違うのとのことです。良くとる姿勢などから使う筋肉が左右で異なるので、腰の浮き方=骨盤のねじれ具合に差がでてくるそうです。

今回はそのねじれを治してもらいました。それ以外は骨盤の戻りは問題ないと言われました。それよりも問題なのは、全身の不調にもつながる消化器官なのでした・・・。

鍼灸治療でわかった無自覚の不調

鍼灸治療は、血流を増加させ筋肉の緊張を緩めたり、痛みを和らげたりするほか、副交感神経に働きかけてリラックス効果も期待できるそうです。

今回は、産後約5か月で、産後2回目の施術です。普段感じる身体の不調は特になく、強いて言えば胃が弱っていそうだなと思っていたくらいです。特に、最近は矯正のための小臼歯4本の抜歯をしたばかりで、まだ食べづらさがあるため、あまり良く噛んで食べていない自覚がありました。

1回目の逆子灸のときも、産後ケア1回目のときも、胃腸が弱っているといわれていました。今回も言われるだろうとなんとなく思っていたら、その通りで、状態は思ったより酷く、深刻そうでした。

消化器官の不調がすべての元凶

私はもともと胃下垂なのですが、胃下垂の人は消化機能が弱いそうです。今の私は、授乳中なのでただでさえ栄養をもっていかれているのに、胃できちんと消化吸収されないと、自分にいく栄養がありません。かなり消化器系が弱っていて、そのサインとして、お腹の脈がドクドクと波打っています

そういうわけで、消化器官を中心に治療してもらいました。この日いわれた悪いところは、以下のものでした。全て、自覚症状がないということが、怖いですね・・・

  • 呼吸が浅い
  • 自律神経のバランスが悪い
  • 骨盤の中の状態が悪い(子宮や大腸)
  • 肩の凝り(熱のこもり)
  • 胃腸が弱っている

どれも自覚症状が出る前だったので、治してくれたそうです。鍼灸などの東洋医学は、症状が出る前に内側から根本的に治して自然治癒力を高め、病気を予防するそうです。

私の場合、胃腸の症状がいちばんひどく、消化機能の低下は他のすべての症状に影響しているようです。

胃が垂れ下がると子宮や大腸を圧迫し、血流が十分に行き届かいないそうです。胃腸の働きが低下すると、血流自体が少なくなり、身体が省エネモードになってしまい、呼吸が浅くなったり、自律神経が乱れたりするそうです。

肩こりも、血行不良が原因のひとつです。私は肩こりはもともと感じにくいタイプなのですが、だいぶ肩や首が固くなってきていたそうです。毎日の授乳や抱っこが原因なのでしょうか。

はじめての鍼シール

はりのシール

はりのシールを貼ってくれました。両腕のひじの内側下部と、おなかに2か所おへその上と下のあたりの、計4つのシールが貼られています。写真は左腕の内側です。

これは、1週間くらい効果があるそうで、貼ったところがかゆくなったり粘着がなくなってきたりしない限り、1週間後にはがしてください、と言われました。

写真でみると少し分かりづらいですが、真ん中のポチっとしたところに、短いはりが入っています。これがツボを刺激して効果があるそうです。はりが刺さっている(?)と思うと少し怖いですが、特に痛みなどはなく、数日たちますが今のところ剝がれてきたりもしていません。

施術後の症状

今回は3回目の鍼灸治療でしたが、治療を受けたその日の夜に、今までになかった症状が現れました。

左足のすねのあたりに、筋を伸ばすというか足首をそらすと引っ張られるような感じがあり、最初は痛みはありませんでしたが、次第に足をそらさなくても痛みを感じるようになってきました。

また、左ひざのやや内側上部に青あざができているのに気づき、そちらは痛みはないのですが、アザなので触ると少し痛みを感じます。

どちらも今までになかった症状だったので、鍼灸師さんにメールして聞いてみると以下のような回答が得られました。

血の巡りが悪かったところへ鍼をした場合、内出血を起こすことがあります。表層の毛細血管からの出血ですが、1週間ほどで吸収されて段々と消失しアザや痛みも自然になくなっていくのでご安心ください。

スネの引っ張られた感じも同様に馴染んでいきます。」

すぐにお返事をもらえて安心しました。翌朝起きると、スネの痛みはきれいさっぱり治っていました。アザは様子をみることにします。

まとめ

鍼灸治療でリラックス

妊娠中の逆子灸のために行ってみた鍼灸院。たまたまでしたが、良い医療・医療者に出会えたと思っています。

産後のケアやボディーメンテナンスは様々で、整骨院での骨盤矯正、産後ヨガ、アロマテラピー、マッサージ、エステなど、たくさんの選択肢があると思います。

今回ご紹介させていただいた鍼灸治療は、どんな症状にでも効果があるものではありませんが、適応となる疾患はとても多いそうです。

もし興味がありましたら、産後ケアにかかわらず、肩こりや生理痛など身体の不調を感じている方、鍼灸治療も試してみてはいかがでしょうか。

ちょっとの痛みとちょっとの熱さに我慢できれば、とてもリラックスできますし、自分の身体について新たな発見があるかもしれません。